簡単に作れる高倍率対応のマクロ撮影台廉価な市販品の組み合わせで実用レベルの撮影台(水平タイプ)ができたので作り方のメモ。使った感じ、5倍くらいまでなら問題なく対応可能です。方針■可能な限り安く■工作スキルゼロでも作成可能■軽量・コンパクトで持ち歩きも可能■カメラの固定、1軸の確実な微動が最優先■カメラ側の微動は廉価な機材では難しいので被写体側を動かす■不便な部分は割り切って使う用意するもの・カメラ・レンズ →選び方が分からない場合は販売中のものをどうぞ(宣伝)・ラボジャッキ 2個 →安物で十分。片方は底の滑り止めを剥がしておく。・Z形雲台 ...
2020年10月4日日曜日
2019年9月16日月曜日
高倍率マクロ撮影の失敗パターン -- 撮影中の被写体ずれ

高倍率のマクロ撮影を行う際、一番大変な作業は何か。
機材の固定、ライティング、構図決め、最初の一枚の位置合わせ、機材の微動、等々。
人によって違うとは思うけど、私が一番苦労するのは
「被写体を撮影台にマウントする」作業。
被写体が小さいので、どうしても手先の器用さが要求される。
不器用な私は、毎回指先をプルプルさせながら必死に作業することになる。
また、被写体のサイズによっては固定方法が大きな問題になる。
何かしらの土台に被写体をくっつける方法があるのだが、
下手な方法だと固定器具ががっつり写真に写りこんでしまう。
私は、極細の昆虫針の先端に木工用ボンドを少量付け、
被写体の写真に写らない部分に貼り付けるという方法をとっている。
が、実はこの方法には大きな欠点が。
接着位置が端のほうになる都合上、
固定が不十分だと撮影中に被写体が自重で傾いてくることがあるのだ。
高倍率の撮影では何十枚~何百枚の写真を合成するので、
撮影にはけっこう時間がかかる。
途中で被写体がずれてしまうと、深度合成ができなくなってしまうのでその時点で撮影は失敗となる。
上の写真は、撮影の失敗例。
68枚撮影した時点で被写体がずれてしまったので撮影が強制終了。
眼まではなんとか撮ることができたが、特徴的な口吻は完全にボケてしまっている。
被写体は、クヌギの葉上を歩いていた体長3mmほどのクロケシツブチョッキリ。
※虫の種類はTwitterで教えていただきました
撮影情報:
Pentax...
2019年8月13日火曜日
スグリゾウムシ 2019/08/12撮影

Lomoの4.7x対物レンズのテスト撮影。
古いレンズだがよく写る。
開口数は0.11と倍率の割にやや控えめなので、非常に扱いやすい。
注意すべきは鏡筒長。
古い有限補正光学系の対物レンズは大抵160mmだが、この4.7xは190mm。
被写体は暖かい季節になるとたくさん現れるスグリゾウムシ。
「スグリ」という名前ではあるものの、スグリ科の植物だけでなく幅広い草木を餌にしている。
どこにでもいる普通種だが、体長5mmほどであまり動かないので、
意識して見ていないとあまり目につくことはないかもしれない。
また、体色も地味な茶系。
一見、あまり魅力のある虫ではないようにも思える。
しかしながらこの虫、実はなかなか面白い特性を持っている。
それは繁殖方法。
基本的に、メスだけの単為生殖で増えるのだ。
あと、ぱっと見は地味なこの体色もよく見てみるとなかなか興味深い。
身体は細かい鱗片で覆われ、拡大してみるとまるで爬虫類のような質感。
また、強い光を浴びせると構造色によってわずかに虹色に輝く。
コロンとした体形につぶらな瞳もとても可愛らしい。
深度合成:102枚
機材情報:
Pentax...
2019年7月30日火曜日
ササラゾウムシ属 2019/07/28撮影

「ささら」の名の通り毛深くて白黒のゾウムシ。
「ささら」というのは中華鍋とかを洗う道具。竹を束ねたフサフサのやつ。
面白い外見なのに、あまり話題に上がることのないササラゾウムシの仲間。
決して珍しい虫ではないのだが、小さいうえに葉っぱの裏にいることが多いので目にする機会はあまり多くない。
見つけたら見つけたでちょっとした拍子に擬死状態になってポロっと落ちてしまうし、
ゾウムシにしてはよく飛ぶので、飛び去ってしまうこともしばしば。
8倍の対物レンズで撮影して細部をよく見てみると、体毛の生え方が面白いことに気付く。
黒の毛がわりとまばらなのに対し、白い毛は密集している。
何のためにこんな作りになっているのか。
深度合成:107枚
機材情報:
Pentax...
2019年7月22日月曜日
アワダチソウグンバイ(リベンジ編) 2019/07/21撮影

前回のアワダチソウグンバイの撮影は、
撮影に向いていない対物レンズ Lomo 10x 0.30 NA APO
を使ったことで散々な結果になってしまった。
新たな有限補正光学系の対物レンズ Lomo 8x 0.20 NA を入手したので、
アワダチソウグンバイの撮影に再挑戦。
深度合成:145枚
結果は成功。こっちは普通に良く写る。
見た目はそっくりなレンズで、高級なのはむしろ 10x APO のほう。
それなのにこの結果の差。
対物レンズの世界はつくづく恐ろしい。
このアワダチソウグンバイだが、
家の塀の横に一本だけ生えているセイタカアワダチソウについていたもの。
この株にはたくさんのアワダチソウグンバイが住み着いている。
晴れているときは葉の表側、雨が降れば葉の裏で過ごしている。
付近の空き地とかにもセイタカアワダチソウは何本か生えているのに、
なぜかこの株だけが集中攻撃されている。
虫の考えることはよくわからない。
グンバイムシの仲間は、虫に詳しい人か
園芸や農業をやっている人でないと特に気にしないであろうマイナーな虫だが、
その造形はとても美しい。
レースのような翅もさることながら、全体のフォルムも格好良くデザインされたメカのよう。
ちょっとでも乱暴に扱えばすぐにバラバラに砕けてしまう脆さもあわせ、
まるで精密機械のような印象を受ける。
高倍率で撮影することによってより魅力を引き出せる虫なので、
今後も積極的に撮影していきたい。
機材情報:
Pentax...
2019年7月17日水曜日
高倍率マクロ撮影のレンズ選び
左から
・顕微鏡対物レンズ Lomo 3.7x 0.11
・特殊マクロレンズ Lomo Mikroplanar 65mm F4.5
・引き伸ばしレンズ Rodenstock Rogonar-S 60mm F4.5
・逆付け用広角レンズ Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
・市販の高倍率マクロレンズ Laowa 60mm F2.8 ※揺蚊(@Raita_zuiko)さんからの借り物
普通に売っているマクロレンズの多くは、最大撮影倍率が等倍。
※等倍 ⇒ センサーサイズと被写体のサイズが一致する状態。
...
2019年7月15日月曜日
シソの発芽 2019/07/15撮影

発芽直後のシソの種を撮影。
32枚を深度合成。
発芽の観察は面白い。
小さな種から非常に精巧なつくりの芽が生えてくる様はとても神秘的。
シソの種は2mmに満たない程度のサイズだが、どこにこんなものが収納されているのか。
日に日に成長していく姿も見ていて飽きない。
機材情報:
Pentax K-70
Lomo 3,7x microscope objective
ISO 200
Exposure time 1...
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