2019年7月22日月曜日

アワダチソウグンバイ(リベンジ編) 2019/07/21撮影

アワダチソウグンバイ

前回のアワダチソウグンバイの撮影は、
撮影に向いていない対物レンズ Lomo 10x 0.30 NA APO
を使ったことで散々な結果になってしまった。

新たな有限補正光学系の対物レンズ Lomo 8x 0.20 NA を入手したので、
アワダチソウグンバイの撮影に再挑戦。
深度合成:145枚

結果は成功。こっちは普通に良く写る。
見た目はそっくりなレンズで、高級なのはむしろ 10x APO のほう。
それなのにこの結果の差。
対物レンズの世界はつくづく恐ろしい。

このアワダチソウグンバイだが、
家の塀の横に一本だけ生えているセイタカアワダチソウについていたもの。
この株にはたくさんのアワダチソウグンバイが住み着いている。
晴れているときは葉の表側、雨が降れば葉の裏で過ごしている。
付近の空き地とかにもセイタカアワダチソウは何本か生えているのに、
なぜかこの株だけが集中攻撃されている。
虫の考えることはよくわからない。

グンバイムシの仲間は、虫に詳しい人か
園芸や農業をやっている人でないと特に気にしないであろうマイナーな虫だが、
その造形はとても美しい。

レースのような翅もさることながら、全体のフォルムも格好良くデザインされたメカのよう。
ちょっとでも乱暴に扱えばすぐにバラバラに砕けてしまう脆さもあわせ、
まるで精密機械のような印象を受ける。

高倍率で撮影することによってより魅力を引き出せる虫なので、
今後も積極的に撮影していきたい。

機材情報:
Pentax K-70
Lomo 8x  microscope objective
ISO 100
Exposure time 1/60

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