「ささら」の名の通り毛深くて白黒のゾウムシ。
「ささら」というのは中華鍋とかを洗う道具。竹を束ねたフサフサのやつ。
面白い外見なのに、あまり話題に上がることのないササラゾウムシの仲間。
決して珍しい虫ではないのだが、小さいうえに葉っぱの裏にいることが多いので目にする機会はあまり多くない。
見つけたら見つけたでちょっとした拍子に擬死状態になってポロっと落ちてしまうし、
ゾウムシにしてはよく飛ぶので、飛び去ってしまうこともしばしば。
8倍の対物レンズで撮影して細部をよく見てみると、体毛の生え方が面白いことに気付く。
黒の毛がわりとまばらなのに対し、白い毛は密集している。
何のためにこんな作りになっているのか。
深度合成:107枚
機材情報:
Pentax...
2019年7月30日火曜日
2019年7月22日月曜日
アワダチソウグンバイ(リベンジ編) 2019/07/21撮影

前回のアワダチソウグンバイの撮影は、
撮影に向いていない対物レンズ Lomo 10x 0.30 NA APO
を使ったことで散々な結果になってしまった。
新たな有限補正光学系の対物レンズ Lomo 8x 0.20 NA を入手したので、
アワダチソウグンバイの撮影に再挑戦。
深度合成:145枚
結果は成功。こっちは普通に良く写る。
見た目はそっくりなレンズで、高級なのはむしろ 10x APO のほう。
それなのにこの結果の差。
対物レンズの世界はつくづく恐ろしい。
このアワダチソウグンバイだが、
家の塀の横に一本だけ生えているセイタカアワダチソウについていたもの。
この株にはたくさんのアワダチソウグンバイが住み着いている。
晴れているときは葉の表側、雨が降れば葉の裏で過ごしている。
付近の空き地とかにもセイタカアワダチソウは何本か生えているのに、
なぜかこの株だけが集中攻撃されている。
虫の考えることはよくわからない。
グンバイムシの仲間は、虫に詳しい人か
園芸や農業をやっている人でないと特に気にしないであろうマイナーな虫だが、
その造形はとても美しい。
レースのような翅もさることながら、全体のフォルムも格好良くデザインされたメカのよう。
ちょっとでも乱暴に扱えばすぐにバラバラに砕けてしまう脆さもあわせ、
まるで精密機械のような印象を受ける。
高倍率で撮影することによってより魅力を引き出せる虫なので、
今後も積極的に撮影していきたい。
機材情報:
Pentax...
2019年7月17日水曜日
高倍率マクロ撮影のレンズ選び
左から
・顕微鏡対物レンズ Lomo 3.7x 0.11
・特殊マクロレンズ Lomo Mikroplanar 65mm F4.5
・引き伸ばしレンズ Rodenstock Rogonar-S 60mm F4.5
・逆付け用広角レンズ Super-Multi-Coated TAKUMAR 28mm F3.5
・市販の高倍率マクロレンズ Laowa 60mm F2.8 ※揺蚊(@Raita_zuiko)さんからの借り物
普通に売っているマクロレンズの多くは、最大撮影倍率が等倍。
※等倍 ⇒ センサーサイズと被写体のサイズが一致する状態。
...
2019年7月15日月曜日
シソの発芽 2019/07/15撮影

発芽直後のシソの種を撮影。
32枚を深度合成。
発芽の観察は面白い。
小さな種から非常に精巧なつくりの芽が生えてくる様はとても神秘的。
シソの種は2mmに満たない程度のサイズだが、どこにこんなものが収納されているのか。
日に日に成長していく姿も見ていて飽きない。
機材情報:
Pentax K-70
Lomo 3,7x microscope objective
ISO 200
Exposure time 1...
2019年7月13日土曜日
コランダム(ルビー) 2019/07/07撮影

普段は虫ばかり撮っているが、
違うジャンルのものを撮ってみるのも良い経験になるかと思い初めての鉱物撮影。
被写体は小さなコランダム。
29枚を深度合成。
なお、私はルビーよりスピネル派。
撮ってみた感想。
虫と違い重みがあるので、撮影台へのマウントに神経を使う。
撮影台は水平のものより垂直のものの方が良いのかも。
そういえば、鉱物撮りの人は垂直な撮影台(顕微鏡含む)を使ってる人が多い気が。
機材情報:
Pentax K-70
Lomo 3,7x microscope objective lens
ISO 200
Exposure time 1...
2019年7月8日月曜日
ヨツボシテントウダマシ 2019/06/30撮影

近所の草むらで捕獲した体長5mmくらいの甲虫、ヨツボシテントウダマシを撮影。
250枚を深度合成。
わりとよく見る虫で、餌は菌類。
体形はやや細長く、テントウムシというよりはハムシっぽい。
ところで「テントウダマシ」とか「テントウムシダマシ」という名前は
二通りの使われ方があるので紛らわしい。
一つ目は、このヨツボシテントウダマシが属する
テントウダマシ科(テントウムシダマシ科)を指す言葉として。
もう一つは、ニジュウヤホシテントウの俗称として。
なおニジュウヤホシテントウはテントウムシ科なので、
「ダマシ」ではなくテントウムシそのもの。
「テントウムシ⇒肉食の益虫」というイメージから、
草食の害虫であるニジュウヤホシテントウは「ダマシ」と呼ばれてしまっている模様。
機材情報:
Pentax...
2019年7月6日土曜日
顕微鏡対物レンズ撮影に使うための覚書(有限補正光学系)

概要図
細かいことはともかく、必要なところだけかいつまんでまとめ。
①有限補正光学系と無限遠補正光学系
顕微鏡対物レンズの表記のうち、スラッシュで区切られた部分の1つめ確認する。
160/0.17 、160/0、210/- のように数字であれば有限補正光学系。
∞/- のように∞であれば無限遠補正光学系。
有限補正光学系であればベローズやエクステンションチューブだけで使うことができるが、
無限遠補正光学系は別途結像のためのレンズが必要。
このメモでは有限補正光学系のみを対象とする。
②鏡筒長(きょうとうちょう)
①で確認した数字が鏡筒長。
単位はmm。
対物レンズをカメラに取り付けるときは、
...
2019年7月4日木曜日
アワダチソウグンバイ(失敗編) 2019/07/03撮影

家の敷地内で捕獲したアワダチソウグンバイを撮影。
72枚を深度合成。
写真撮影にあまり向いていない対物レンズを使ってしまったため、
色収差が目立ち周辺部が流れてしまっている。
アポクロマート(3色に対し色収差補正を行った高級なレンズ)の表記はあるのだが、
写真撮影に向いたレンズではなかった模様。
写真撮影用の顕微鏡対物レンズ選びはとても難しい。
綺麗な写真が撮れるレンズもあれば、全然ダメなレンズもある。
みんな手探りで使えるものを探している状態なので、
どれが良くてどれがダメかという情報はネット上でもそんなに出回っていない。
問題なのが、高価なレンズを買えば良いというわけではないこと。
逆に数千円で買える安価なレンズがとても良い写りだったりする。
本来の用途ではない使い方をしているのでこれは当然で、
顕微鏡用として優れたレンズが、カメラにマウントしたときに高性能だとは限らないのだ。
機材情報:
Pentax...
2019年7月1日月曜日
コメツキの仲間 2019/06/30撮影

コメツキムシの仲間はあまり人気がない虫。
地味な色合いのやつが多く、どれも似たような見た目なのに種類は膨大。
ひっくり返すとパチっと跳ねるというくらいしか特徴がなく、
扁平で細長い体形は写真写りもあまり良くない。
でも、顔を拡大してよく見てみるとなかなか愛嬌のある良い顔立ち。
ちょっと興味が湧いてきたので、彼らについて少しずつ調べていきたい。
78枚を深度合成。
機材情報:
Pentax K-70
Lomo 3,7x microscope objective lens
ISO 100
Exposure time 1/...
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